神無き世界のカミサマ活動 第3巻
あらすじ
皇国を統制していた“機械”を破壊し、 その脅威から解放された征人たち。
だが、今度は自らが“神”になろうとする アルコーンたちに対抗する事に…。
アータルを取り込み戦力を補強した征人は、 近隣にあるダキニの教団に潜入するが…!?
感想
聖(性)行為によって信者を獲得する教団に潜入する主人公たち。アルコーン ダキニから信者を奪うため派閥争いを起こそうとするのだが…
今回の3巻だけでは異教団を壊滅できなかったけど、信者の数によって神様の力が増大する仕組みついて深掘りしていったところが良かった。
信者獲得に動く主人公たち
2巻同様モンスター退治などをして村に貢献することで信者を獲得していった主人公たちだったけど、今回は異教団に潜入して乗っ取る作戦に出た。今までは敵が襲ってくる形だったけど、今回は敵に向かっていく形になっているのが良かった。
そして異教団の神が性愛を司っていることから、間違いなく強敵だろうって分かるし、ワクワクするね。勿論、エロもストーリーも二重の意味で…笑
ミタマが村を離れたせいで村に残っているアルコーンのアータルに信者が移ってしまうデメリットも発生してまうこともわかって今後の動きに注意が必要になってきたな。

異教団について
アルコーン ダキニによって聖(性)行為を肯定された信者たちは硬い結束があるってわけじゃなかった。異教団の幹部 リシュは信者に隠れた処女だった。ここから教団の内部対立を作っていく主人公たちが中々強かで面白い。
やっぱり現実世界で教団の息子だった主人公の知識力があって面白いね。主人公の直接的な力がなくてもポンコツ神のミタマを導くだけでなく敵の急所をつく作戦が格好良かった。
ただ性愛を司るアルコーン ダキニも強くて見応えがある。ダキニの信者たちは狂信者みたいで主人公の思い通りにはいかないあたりも好き。
ダキニも強かったけど、異教団の幹部 リシュはもっとすごい教祖体質なのも凄くいいね。異教団を乗っ取るほどではないけど、内部対立を作るきっかけになったのも面白い流れだった。
バトルについて
ミタマの信者を全て移動させたアータルの強さが際立っていて格好いい。壁をぶち抜く攻撃は迫力があって好き。
この作品はバトルシーンの構図がいちいち格好いいわ。ダキニが鎌を持っている後ろ姿のページやアータルの攻撃がダキニの後ろの壁を貫いているシーンとか迫力あって素敵だった。
一番良かったのはダキニの覚醒した姿とかど迫力で好きなんだよね。

でも3巻はダキニの覚醒したところまでしかないから4巻に期待。そう考えると異教団編は結構長いね。
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