僕の心のヤバイやつ 67話 『僕は直視できない』の感想。
前回のおはなし
あらすじ
同級生の男の子がちょっと見てくれと本を一冊取り出す。
「んだアイドル雑誌じゃんか〜」
アイドル雑誌に山田が写っていた!!
「これ2ページ程度のグラビアで新人アイドルとか紹介してるよ」
(めちゃ早口だな)
事務所に推されてるんだろうなと市川につい口が滑ってしまう。
…
「あいやそうかなって思っただけ…」
(山田…ファッション誌の時とは全然印象が違う。こっちの方がいつもの山田だ)
「アイドル売りとかするのかな?」
「つまりこうだ!水着グラビア取られちゃうってことだろ」
(足立と同じことを考えてしまった)
ガヤガヤ…
帰り道、山田と市川はいつものように帰っていた。
「ね。今日は足立たちと何話してたの?」
「な…なんでもいいだろ?」
男同士の会話ってやつだと市川は言葉を濁す。
そういえばモデルのこともコロ学のことも仕事のことも…こちらから聞いてもいいのだろうか?と市川は悩んでしまう。
「わ斉藤ほのかちゃんだ。かわいいー」
山田はコンビニの雑誌コーナーで一冊の雑誌を手に取ってアピールしてくる。
「むむっこれは〜!?」
山田が自身が映っている雑誌をアピールしてくるのを見て、いつもの山田だったと市川は安堵する。
「あ、ごめん。どうでもいいか」
「え、いや、そのいつのも通りで、よく撮れていると思う」
ちゃんと山田に素直な感想が伝わっただうか…褒めるのはむずいなと市川は思う。
「最高のコンディションってこと?」
なんでそうなる?市川には山田の意図はわからなかったけれど、山田が嬉しそうだったからまあいいか…と思うことにした。
(馬鹿な話で流したけど時間差でじわじわ聞いてくる。僕の知らない山田の世界のこと)
「どれが一番好き?」
どれとかないがって答えづらいなって市川は思う。
「全部か…」
どれだけ山田はポジティブ思考なんだと市川は若干驚く。その後も山田の仕事について話をきく市川。嬉しそうに仕事の話をする山田を見て、市川は山田は仕事が好きなんだなって尋ねる。
「うん!」
久々に山田の笑顔が直視できなかったのは西日が強すぎるせい…
感想
僕は直視できないってタイトル通りのオチってすごくセンチメンタルなエピソードだった。最初は雑誌に写っている山田を直視出来ないって男の子らしいエピソードなんだろうなって思ったけど、存外に綺麗なエピソードでグッときた。
思春期の男の子には、自分の知らないことって不安や嫉妬でおかしくなっても不思議じゃないよね。最初は近くにいることだけで嬉しかったり心が温かくなるだけで満足だったけど、だんだん欲張りになるもんだよ。
市川も今回みたいに山田のことで悩んだり苦しくなったりしていくんだろうなって思うとキュンってするね。それで今回の市川は悩んでいたけれど、山田の普段の姿を見て安堵したり山田の新たな一面を見つけて惹かれることになるも凄く良かった。
それにしても山田の雑誌をさりげなく?アピールしたり市川に褒められて嬉しそうにするシーンは可愛すぎる。
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