不死者の弟子~邪神の不興を買って奈落に落とされた俺の英雄譚~
作者:猫子
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あらすじ
【オーバーラップノベルス様より書籍化、コミカライズしております!】 神の間で『人間にチート能力を与えて異世界に送り込み、彼らの人生をショーとして楽しむ』というものが流行っていた。その一人として選ばれた神原カナタは神の不興を買ってしまい、何の力も持たされずに最悪のダンジョン《地獄の穴》送りになってしまう。そのままカナタは成す術なく命を落とすはずであった。しかし、そこで出会った自称人間嫌いの不死者の少女、ルナエールに助けられ、彼女より自分の身を護れるようになるまで修行をつけてもらうことになる。 「師匠、そろそろ俺、強くなったんじゃ……」 「ダメです! えっと、ダンジョンの外はっ、本当に危ないところですから!」 「こ、ここより危険なんですか!?」 ……これは、寂しがり屋の師匠に過剰に鍛え上げられてしまったカナタが、そうと自覚のないままに世界最強の英雄へと至る物語である。
コメント
ストーリー序盤が不穏だったから、可愛いヒロイン兼師匠に出会ってお話の雰囲気がふんわりしてくるのはニヤリとした。主人公もヒロインもちょっと抜けてる部分があってポンコツ師弟関係が面白かったし、師匠譲りの修行方法も笑わせてもらった。
欲を言えば、主人公の一人称は俺ではなくて僕にして欲しかったかなってところがある。地の文と会話での主人公の雰囲気が違いすぎて最初の方は困惑するところがある。慣れちゃえば問題ないんだけどね。
主人公が無自覚無双をするのを読むのも楽しいんだけど、キャラに魅力がある作品だと思う。出てくるキャラのほとんどが個性的で面白い人たちばかり。特に過保護、、いやストーカーヒロインが面白い。