ゴールデンカムイ 271話
あらすじ
教会に向かった有古は、見張りの二階堂に見つかってしまう。
「なんでお前がここにいる?」
土方たちと散り散りになった隙に、土方たちの居場所を伝えにきたと、有古はそれらしいことを言って取り繕うが、二階堂に銃を突きつけられる。
「この教会のことは誰から聞いたんだ?」
不死身の杉本がアシリパを追ってきてたらしいと、有古は適当に答えた。有古が次に振り返ると、そこには誰もいなかった。
教会の中では、鶴見は語る。
「ウイルクやキロランケの危機感はわれわれ大和民族にとっても全く他人事ではないよ。弱いものは食われる」
冷や汗をかくアシリパに鶴見は詳しく説明する。
キロランケやソフィアたちが画策する極東連邦国家は、大陸側に連邦政府を作るだろうが、帝政ロシアに制圧され自動的に北海道がロシアに奪われる。
ウイルクや土方が理想とする蝦夷共和国は、移民を募ることが考えられるが、蝦夷共和国政府に日本を敵対視する者が入り込む危険性が大いにある。
「これらは差別ではなく確率の話だ。あくまで北海道は日本に帰属意識がある者によって統治されるべきだ」
日本人は結束し続けなれば生き残れない。極東連邦国家も蝦夷共和国政府も言語道断だと鶴見は断言する。
鶴見におもむろに金貨を取り出し、この金貨を見たことがあるかとアシリパに見せる。
その金貨はアイヌたちがアイヌの結束を呼びかけるために作られたものだった。しかし、まだら模様がひどいその金貨は、各地で取れる金の含有量の違いの象徴であった。
「皮肉にも互いに結束して一つになろうとした彼等を象徴するようではないか!!まあ…
革命家たちに仲間割れはつきものだ。
全ての原因はウイルクだけではないと思うんだよ。
そもしもアイヌたちには黄金を使った宝物はひとつもないだろう?」
アイヌの生活にとって黄金は必要ない…役に立たないものだった。それどころか砂金を掘ったことで、川は汚れアイヌたちは飢えた。
「全てのものにはカムイがいると言ったね。
もし黄金にもカムイがいるとすれば…!
触れる者に無残な死をもたらし
どんなカムイよりも
醜悪で凶暴で眩いほど美しく黄金色に輝くカムイ
いわば…ゴールデンカムイか」
その後、鶴見に追い詰められたアシリパは金塊につながる言葉を答えてしまう。
「ホロケウオシコニ」
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感想
271話でタイトル回収ですよ。これはゴールデンカムイの終わりは近そうだ。きっと読者の脳汁も垂れた瞬間だと思うわ。
ただ杉本やアシリパの口からゴールデンカムイだと言ったわけでなく、鶴見の考察から出た言葉だから、もしかしたらもう一度タイトル回収があるかもしれない。
ってさっきまで考えてたけど、杉本とアシリパの教養考えるとなさそうだな。笑
ゴールデンカムイについて
鶴見は黄金にカムイが宿っているからゴールデンカムイと言って行ったけど、なるほどな〜って思った。砂金を掘ったことでアイヌたちは飢えて、黄金のせいで争いが起きてるわけだし、間違っちゃいない。
そもそもカムイって言葉は災厄ばかりではなく恩恵ももたらすものだから、鶴見とは別の解があってもおかしくない。やっぱりアシリパが別の解にたどり着いて欲しいね。
ここからまた物語が大きく動きそうで、めちゃくちゃ楽しみだわ。脳汁垂らして待っとるか。