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ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編2巻の感想&ホワイトルーム生は誰の考察

 ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2巻(著者:衣笠彰梧、イラスト:トモセシュンサク)が、MF文庫JKADOKAWA)から6月25日に発売された。

 

 やっとよう実2年生編2巻が読めたー。いろんな情報山盛りで楽しかった。2巻の最後でホワイトルーム生が判明か!?ってなるけど、まあ違うだろうね。ホワイトルーム生は右利きぽいからね。

 考察はひとまず置いといて、よう実2年生編2巻感想から...

 

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2巻 あらすじ

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「オレはおまえが退学になることは絶対に許さない」

新1年生の仕掛けを回避した綾小路。だが「取れるはずのない満点を綾小路が取った。俺は……手品を見てるみたいだ」数学試験の満点獲得が波紋を広げる。そんな中、試験の結果を受け堀北鈴音が生徒会入りを要望する。来るもの拒まずの南雲はそれを受け入れるものの色々な思惑が絡むようで……。
軽井沢との仲が少しずつ深まるなど、状況が変化を迎える中、全学年で競いあう無人島サバイバル試験の夏休み開催が発表された。戦いはグループ戦で上位3グループに莫大な報酬が与えられる一方、下位グループは退学ペナルティを受ける。前哨戦として上陸前にグループ作りが許可された結果、全クラスを巻き込んだ人材獲得合戦が始まる!

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 (MF文庫J) より抜粋

 

 今巻は、無人島サバイバル試験の前哨戦、いわば準備期間。だから、ストーリーが大きく動くことはないかなって思っていたけど、新キャラ投入やホワイトルーム生を匂わせたりと、情報が沢山出た巻になった。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2巻 感想

 ここからはネタバレ含むので、注意。

 

【画集】ようこそ実力至上主義の教室へ 終・1年生編BOX トモセシュンサク Art Works

【小説】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(1)

【小説】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(2)

 

 

 2年生 感想

 今回は1年生だけでなく、2年生が綾小路と話している場面が多くて面白かった。特に、綾小路の数学満点獲得の理由によるクラス内での話し合いと2年B組との絡み。

 

 まず序盤で起こった綾小路の数学満点獲得への不信感からクラス内での話し合いになってしまった。そこを堀北鈴音が機転を利かせ解決。まあ綺麗に話をまとめて偉いなって思ったけど、そこが良かったんじゃなくて庇ってくれる人が増えたな~って感慨深いものがあった。1年時初期の孤立した状態の堀北鈴音や綾小路では今回のように綺麗に解決出来なかったんじゃないかな。

 それは平田洋介や軽井沢軽だけでなく綾小路グループも信頼を築き上げられていたことにホッとした。幸村輝彦の綾小路への不信感や憤慨も分かるし、今巻を読むまではケンカになるんじゃないかと予想までしてた。だけど、幸村輝彦のセリフで

 

「長い間同じグループでいたから分かることだってある。清隆が悪いヤツじゃないってことだけはな。」

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 (MF文庫J)より抜粋

 

 とあるのを見た時ちょっと感動した。綾小路グループを作っていてよかったね。綾小路にとっても綾小路グループは居心地が良い場所だろうから壊れて欲しくなかった。読者の俺にとっても綾小路グループは知略が関わってる作品のオアシスみたいなものだったし、メンバーと不仲になるのは読みたくなかったから助かった。だから綾小路についてクラス内での話し合いをしているときは、ハラハラしたわ。改めてみんな成長してるんだなって感じた。

 ただ長谷部波瑠加が何に気づいたのかが気になるけども...それが綾小路グループの爆弾にならないことを祈るばかり。

 

 成長してるって話になると、一番成長してるって感じたのは須藤健。須藤健は今までも頑張ってきていたけど、嫌われ者ってイメージが払拭出来てなかった。(俺の中では)

 でも今回の綾小路を認めている場面で印象が変わった。特に須藤健は綾小路を認めているだけでなく、吹っ切れている所が良い。須藤健にはバスケっていうアイデンティティがあるのもそうだけど、精神面で大きく成長してる。本当に清々しいし格好いいキャラになったなと思った。

 

 今巻の軽井沢恵とのお家デートがあって、キス寸前までいっている描写が艶めかしかった。焦らしてるとはちょっと違うけど、初々しいっていうのかな。すっごく良かったね。まあお約束どおり邪魔が入ったわけだけど...

 軽井沢恵も魅力的なヒロインだけど、よう実には他にも魅力的なヒロインたちがたくさんいるから怖いよね。今のままじゃヒロインレースから落ちてしまうんじゃって頭の片隅で思っちゃう。そもそも恋愛ごとっって付き合うまでが楽しいのであって付き合ってからは...ってよく言うし。

 まあ綾小路が軽井沢恵を守る対象として見てる限りは大丈夫だと信じたい。

 

 他にも2年B組との絡みも良かった。石崎大地が綾小路を頼りすぎな感じもあったけど、慕っている感じは面白かった。やっぱヤンキー崩れはケンカと頭が回るやつを尊敬するよな。それよりも葛城康平が2年B組に入って強くなっていくことにワクワクする。やっぱり龍園翔がイキイキしてると楽しくなるわ。次の無人島サバイバル試験が楽しみになる。それは勿論、2年だけでなく3年や1年も含めてだけど。

 

3年生 感想

 新3年生はやっと新しいキャラが登場した。それも裏ボスみたいな雰囲気を醸し出したヤツ。そのせいでラスボス候補だった南雲生徒会長が格落ち感が半端ないことに...

 まあ結構前から南雲生徒会長は小物臭してたけどね。衣笠彰梧の別作品(ゲーム)でも金髪イケメンは小物だったし。

 

 それは南雲生徒会長の小物感は置いといて、それなりに好きだった桐山副会長の評価が下がったわ。前の生徒会長、堀北学と違ってクラスのこと何も考えていない自己中野郎だと判明した。南雲生徒会長よりも小物でもう出番なくて結構だ。

 

 新キャラの鬼龍院さんは、今後どんなふうに物語にからんでくるのやら。楽しみが増えたね。

 

1年生 感想

 ホワイトルーム生の独白からはじまる今巻では、綾小路に対しての執着が見える。常識にとらわれないって言っているし過激になってくんだろうなとワクワクしてる。ホワイトルーム生については考察で話すけど、独白の章ではホワイトルーム生は右手でペンタブを持っているから右利きなんだろうなって想像出来て、利き腕を頭の片隅に入れて今巻を読んでた。サスペンス小説を読んでいるみたいで楽しかった。

 

 天沢一夏は構ってちゃんな感じが可愛いよね。まあ挿絵はホラーみたいでちょっと怖かったけど。チェーンが掛かったドアから覗き込んでる挿絵は怖すぎw

 天沢一夏は頭が回るし何を望んでいるのか分からないのが不穏だね。八神拓也のリーク情報にある呼び出しされた人物名の中にも天沢一夏はなかったし謎多きヒロイン。

 

 前回の巻であまり関わらなかった宇都宮陸と椿桜子の情報が出てきたね。椿桜子がブレーンで宇都宮陸は行動派って感じ。正直、椿桜子はあまりわからなかったけど、宇都宮陸は正義感or仲間思いな性格してることが分かった。まあ熱血系とも考えられるかも。ただその分、周りが見えないタイプかなと思った。彼らのクラス1年C組のクラスメイトが早々に脱落してるから、仕方ないかもしれんけど。まあ脱落した可愛そうな人は、ホワイトルーム生に嵌められたんだろうね。想像でしかないけど、学校の仕組みを理解するために試しんじゃないかなと思ってる。

 

ホワイトルーム生はだれか?? 考察

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 MF文庫J『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』公式HPより

 

 それで本題。今巻でホワイトルーム生のヒントが出てきたわけだけど、正直絞りきれん。ホワイトルーム生の独白の章で明かされたホワイトルーム生が右利きかもしれないということ。

 

 ホワイトルーム生が右利きだと今回は仮定して考察を進めると、今巻の最後で月城理事長代行と一緒に話していた七瀬翼はホワイトルーム生ではない。なぜなら七瀬翼の利き腕は左手と書かれている。そもそも本当のホワイトルーム生は月城理事長代行の言いつけを守ってないわけだから、2人で話している場面が描写されることがおかしい。

 それに七瀬翼は

 

「はい。もう迷いはありません。」

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 (MF文庫J)より抜粋

 って言っているし、綾小路を退学させることに迷いがあった。そうなると、ホワイトルーム生の独白の章で書かれていることと矛盾してくる。

 

直接葬り去ることが出来る、唯一無二のチャンスが巡ってきた。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 (MF文庫J)より抜粋

 

 この文から、ホワイトルーム生はチャンスだと喜んでいることがわかるから七瀬翼がホワイトルーム生であることは可能性が低い。

 

 では有力候補は誰かってなると八神拓也になる。彼の場合は、左手でケータイを持ち、空いている手(右手)で達筆な字を書いている描写をしている。もっと言うなら前回の巻でも八神拓也が右手を差し出している挿絵がある。

 つっても八神拓也がホワイトルーム生かって言うとまだ謎が残る。八神拓也には櫛田桔梗と知り合いだったらしい過去がある。ただし、挨拶ぐらいしかしたことがないと2年生編の1巻で櫛田桔梗は言っていることから、やりようはいくらでもあるよね。例えば、この八神拓也が本物ではなく別人だったりとか。

 なんで八神拓也の別人説を考えたかと言うと、2年生編の1巻で「えっと?」と言い櫛田桔梗は八神拓也のことを思い出せていなかった。その後には、

 

相手を見ても不思議そうにしており知り合いといった空気ではない。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 (MF文庫J)より抜粋

 と書かれている。そう考えると別人説もなくはないかなって思う。まあ櫛田桔梗からは八神拓也と同じ中学だったとは一言も明言されてないから、別の場所で出会った可能性だってあるし、綾小路の空白の1年間の期間はホワイトルームが稼働してないわけだから、その間に櫛田桔梗の学校に編入してたってことも考えられるけども...

 

 まあ八神拓也がホワイトルーム生だと考えると別人説が一番しっくりくるんじゃないかな。あとは右利き以外の要因だとホワイトルーム生の独白の章の

 

直接葬り去ることが出来る、唯一無二のチャンスが巡ってきた。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 (MF文庫J)より抜粋

 ってとこから綾小路と直接対決したいってわかる。他の1年と違って単独行動をしてる八神拓也は怪しいんじゃないかな。

 

 天沢一夏も怪しいっちゃ怪しいけど、前巻で間接的に綾小路を落とそうとしたからホワイトルーム生の独白と一緒に考えるとおかしいかなって思っちゃうな。まあ綾小路の実力を測るためにって考え方も出来るし、まだ分からんかな。

 まあ天沢一夏はグレーだよね。利き手の描写から見ても右手でチェーンを触ったり、重たいものを左手で持ったり避妊具を左手で持っているから描写的にもはぐらかしてるよね。

 

 他の1年は描写少なくては今の段階だと分からんね。脱落者を出した1年C組に所属している椿桜子も怪しいっちゃ怪しい。脱落者も誰かに嵌められた可能性があるから、身近な人が嵌めた可能性があるからね。それに憤慨している宇都宮陸はなさそう。

 

最後に

 今回は次回の試験の準備期間なわけだけど、めちゃくちゃ面白い巻だった。後書きで年内にあと2巻出したいとか言ってるけど、信じていいのかな。信じるよw

 

 俺は正直、よう実を読み込んでないから考察外れてるかなーって思ってるし、矛盾点あったら教えてほしい。どんどんコメント待ってます。

 

 

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