幻想再帰のアリュージョニスト
作者:最近
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あらすじ
誰もあなたの言葉を理解できない。
隣の友愛、目の前の憎悪、そして自分でさえも。
文脈と権威に縋ろうと、飾り立てた借り物が心に届くことはない。
それでも理解を求めるとき、対話は互いの既知を利用する。
自明の参照と引用、暗黙の了解と引喩。
未知の言葉はそこになく、あなたは安らぎの中で相互理解の夢を見る。
幻想再帰のアリュージョニスト。
合わせ鏡に理想の像、反射するのは無限の試行。
永劫の果て、理論上の世界平和は達成される。
いつか、必ず。
コメント
めちゃくちゃ面白くて文量が半端ないぐらいあるから読み応えが抜群。正直、有名どころのなろう(ネット)小説を読み終わってから、この作品に手を出すことをオススメするかな。
1話読むのにも結構な体力がいるし、この作品にハマるまでが大変かもしれん。だから、一章のネタバレを軽くすると、異世界転移した主人公がいきなりダンジョンのボスと戦うハメになるんだけど、そのボスは騎士パーティと協力し合って何とか倒す。そのあと、主人公と騎士パーティにいたヒロインと離れ離れになっちゃうんだけど、新たなヒロイン達と出会う。 オタク系氷魔女とポンコツロボット魔女っていうクセの強いヒロインたちと出会うんだけど、色々あって主人公は2人の使い魔になっちゃう。そんな主人公が転生者殺しっていうチート級の敵を異世界に来て手に入れた力で倒す。以上。
すっごい因数分解してなんとかシンプルにまとめてみたけど、本当はもっと複雑な設定が絡み合ってる。例えば、陣営の多さ、言語の問題、魔女やダンジョン、異世界の住人、何より主人公の能力などのさまざまな設定があって結構難解だと思う。正直、気軽に読もうかっていう意識だと読むのを諦めちゃうと思う。だから、ガッツリ読むぞって気持ちを持ってか時間がたっぷりある時に読んで欲しい。