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【オススメなろう小説】『昏き宮殿の死者の王』※書籍あり

昏き宮殿の死者の王【Web版】

作者:槻影

あらすじ

――死にたくない。自由が欲しい。

そのためならば、僕は――甘んじて『怪物』になろう。

全身に絶え間ない激痛が奔り、衰弱の末死に至る奇病。

それに冒された少年は数年の苦痛の末、絶望を感じる余裕もなく誰にも看取られることなく生を終える。

そして再び目覚めた時――少年は邪悪な死霊魔術師の力により、最下級アンデッド、『死肉人』となっていた。

念願の痛みを感じない身体を手に入れ、歓喜する少年だが、すぐに自分の立場が未だ支配され、病室に軟禁されていた頃と大差ない事に気づく。

ただ平穏を求める少年を、世界は放っておかなかった。

死霊魔術により死体から少年を蘇らせ、エンドと名付け支配せんとする死霊魔術師。

闇に属する者をどこまでも追い詰め、滅する事に命を賭ける終焉騎士団。

多数の魔物を配下に収め、各地に君臨し覇を争う魔王達。

目的は生存と自由。必要な物は力と注意深さ。

これは、自由を求め、時に戦い、時に逃げ出し、時に怯え、時に躊躇う、臆病な死者の王の物語。

昏き宮殿の死者の王【Web版】

コメント

 ダークな世界観が全面に出ている序盤も面白いけど、ヒロインと旅をするようになるところから、面白さがより増す気がする。主人公の弱点や立ちはだかる強敵などの張り詰めた空気からの吸血シーンや日常パートはアクセントになってる。どのパートも面白くて読みやすい。

 この作者様は、面白い作品を何個も書いてるだけあって、ハズレがないね。

昏き宮殿の死者の王

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